木口彫刻


文字作りから仕上げまで一貫して手作りにこだわります。
一般的に使われる上記のような篆書体を始め、印章に使われる文字は多彩なバリエーションがあり、文字の組み合わせによって最良の形を選んでいきます。
何年もの修業と勉強を重ねた技術者によって、生きた文字をバランスよく配置して印稿を作り上げます。
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印刀・筆・印床などの道具は、自分で加工しながら使い込んでいきます。
髪の毛より細かな加工を可能にするのは、自らのために作る特別な道具たち。匠によって最高の状態にされています。
 
ゴム印彫刻

今では、ゴム印を手で彫る職人はほとんどいなくなりました。
一度手彫りゴム印を使って、その良さを知ると、また同じ物を欲しくなります。文字の輪郭を印刀で直接切り裂いていくので、技術者の腕が頼りです。よく、押印するときに紙が吸い付くほど、といわれます。

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上図のような密刻と呼ばれる作品では、最小0.1mmもの細い線を書くとき、筆ではなく烏口(からすぐち)を使うこともあります。

 
 
©2005 Kawakami Hidekichi